結婚するはずだった彼女を191回も刺して殺害した男性被告(27)の裁判が韓国で続いている。「気がつけば刺していた」と言う被告。事件はいったいなぜ起きたのか。
これまでの公判などによると、被告は2022年5月ごろ、彼女(死亡当時23歳)と付き合い、数カ月後に江原道寧越郡(カンウォンド・ヨンウォルグン)のマンションで同棲を始めた。今年3月中旬に結婚する約束も交わした。
しかし、被告は昨年2月ごろから、隣の住民と騒音問題でもめたうえ、借金にも苦しむようになった。
ストレスから被告は彼女と口論するようになり、「精神的におかしい」と言われて激怒。刃物で彼女を刺し、「オッパ!」と言う女性の口を塞いで更に刃を突き立てた。検察の調べでは、191回も刺していたという。
犯行後、被告は自ら警察に通報し「彼女を殺した。めった切りにして殺した」と話した。また、自分が勤めている職場の関係者にも電話して犯行を知らせた。
男性は自殺を試みたが、治療で回復した。拘束され、法廷に立った。
検察は手口が残酷であると指摘し、懲役25年を求刑している。
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