
韓国の定番おかずである卵の醤油漬け(タルギョルジャン)が、米国のSNSやオンラインコミュニティで「マヤクエッグ(Mayak Eggs)」と呼ばれ、物価高時代を象徴するKフードとして注目を集めている。
最近、米国内のSNSや大規模オンラインコミュニティを中心に、韓国式の卵の醤油漬けが“珍しい料理”として急速に拡散している。韓国ではごく日常的な副菜に過ぎないが、米国の利用者の間では「Mayak Eggs」という名称で紹介され、新たな韓国料理トレンドとして消費されている。
この流れは、Reddit(レディット)をはじめ、InstagramやTikTokなど主要プラットフォームを通じて本格化した。Redditの料理掲示板では、卵の醤油漬けについて「インフレ時代にふさわしいミールプレップ(作り置き)食品」だという評価が相次いでいる。
ミールプレップとは、複数回分の食事をあらかじめ用意して分けて食べる方法で、近年物価負担が増す米国社会で実用的な食事の代替案として注目されている。
TikTokやInstagramでは、醤油だれに漬けた半熟卵をご飯の上にのせ、黄身を割る場面を収めたショート動画が急速に拡散。これらの動画は「#MayakEggs」のハッシュタグとともに高い再生数を記録し、コメント欄には「今まで食べた卵料理で最高。お金がない時に食べ始めたけど、今はお金があってもこれを食べている」「卵の醤油漬けのレシピのために炊飯器を買った」といった反応も寄せられている。
マヤクエッグが再び注目されている背景には、最近の経済環境があるとの分析も出ている。以前、Netflixシリーズ『白と黒の料理人~料理階級戦争~』シーズン1でも、出演者のソンギョン・ロンゲストらが「マヤクエッグ」という名称で卵の醤油漬けのレシピを紹介したことがあった。
当時は韓国料理に関心の高い層を中心に知られていたが、最近では物価高の中で価格対満足度(コスパ)が高い料理という点が強調され、関心がさらに拡大しているという。比較的少ない費用で十分なタンパク質を摂取できることから、コストパフォーマンス(タイパ含む)に優れた一食として認識されている。
また、ゆで卵を醤油だれに漬けるだけで完成する簡単な調理工程や、卵と醤油という手に入りやすい材料も人気拡大に寄与した。さらに、マヨネーズを添えたり、サラダのトッピングに使ったりと、現地の食文化に合わせたアレンジがしやすい点も注目されている。
一部では、このマヤクエッグの流行について「K-POPやKコンテンツによって形成された親近感を土台に、Kフードが西洋市場でも影響力を広げている現実をよく示す事例」だという評価も出ている。
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