
米ジョージア州フォークストンの収容所などに拘束されている韓国人労働者約300人について、早期釈放交渉が最終段階に入り、早ければ9月10日(現地時間)にチャーター機で帰国する見通しとなった。
米国の韓国大使館で領事支援を総括するチョ・ギジュン総領事は7日、現地で取材に応じ「10日(水曜)ごろの帰国を想定している」と述べ、「ソウルからの正式発表を待ってほしい」と語った。
韓国政府が派遣する予定のチャーター機は、フォークストン収容所から車で約1時間のフロリダ州ジャクソンビル空港から出発する方向で調整されている。チョ・ギジュン総領事は「技術的に検討したところ、最も近い空港がジャクソンビル空港だ」と説明した。
アトランタ総領事館を含む在米外交公館の職員らは6日に続き7日もフォークストン収容所を訪れ、拘束された韓国人労働者らと面談した。女性労働者はジョージア州西部のスチュワート収容センターに収監されており、フォークストンから車で3時間半ほどの距離にある。
チョ・ギジュン総領事は「フォークストン収容所の韓国人との面談は一通り終え、女性労働者との面談も本日中に終える。食堂に集まっている人々を見たが、皆健康に過ごしている。ただ自宅のように快適ではないだろう」と述べた。また「体調に不安がある人には薬が処方され、必要な物品や医薬品も届けた」と強調した。
さらに「希望者ができるだけ早く韓国に戻れるよう努力している。個々の意思を確認した上で、希望者は帰国できるようにする」とも語った。
大統領室は7日(韓国時間)の報道資料で「拘束労働者の釈放交渉は大詰めを迎えた。行政手続きが終わり次第、チャーター機で国民を迎えに行く」と発表した。
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