バイデン米政権が北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射に対応するため、日米韓3カ国の協力を再始動させた。
韓国外務省と米国務省によると、日本の林芳正外相とチョン・ウィヨン(鄭義溶)韓国外相、ブリンケン米国務長官が12日、ホノルルで会談を開き、北朝鮮の核・ミサイル開発に伴う協力対応策を協議する予定だ。
北朝鮮は2022年に入って1月だけで、弾道ミサイル6回、巡航ミサイル1回の計7回にわたって試験発射または射撃訓練を実施した。このうち、弾道ミサイル発射は、国連安全保障理事会決議違反だ。
特に北朝鮮は「米国の敵視政策が続いている」などを理由に、2017年を最後に中断した核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を再開するかどうか検討中だ。
北朝鮮は先月30日、中距離弾道ミサイル「火星12型」を約4年ぶりに試験発射し、ICBM試験発射再開に一歩近づいたという観測が出ている。
米国務省はこの日、日米韓外相会談開催を予告する資料で「北朝鮮の核・ミサイル脅威と21世紀の当面の課題に対する協力を深める」と明らかにし、北朝鮮だけでなく中国に対するけん制なども念頭に置いたものと解釈される。
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