革新系野党「正義党」のシム・サンジョン(沈相奵)氏と中道野党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)氏も、第1回とは違って積極的に相手候補の疑惑と論議に対する検証を続け、存在感を誇示した。
シム氏はイ氏とユン氏の「配偶者リスク」を浮上させながら猛攻を繰り広げた。シム氏は「候補の家族のプライバシーに関する問題で話題にするつもりはないが、配偶者の儀典問題はプライバシーではない」と述べ、イ氏の妻、キム・ヘギョン(金恵景)氏の問題を取り上げた。これに対して、イ氏は「弁解の余地もなく、私の落ち度であり、厳しく管理できなかったことにお詫びする」と姿勢を低めた。
シム氏はユン氏に対しては妻キム・ゴニ氏のドイツモーターズ株価操作疑惑を取り上げ、「問題がなければ、取引の内訳を公開せよ」と迫った。これに対してユン氏は「検察の捜査過程で出た資料がどのようにマスコミに流出し、何を意味するのか分からない」と答えた。
アン氏もまた、ユン氏の「積弊捜査」発言を取り上げ、ムン・ジェイン(文在寅)政権の防疫政策などを指摘し、存在感を示した。
アン氏は「新型コロナの感染者が累計120万人を超えた。本当に危機的状況だ。ところが突然、政治報復に対する論議が起こる。既得権のある両党の1、2番候補の誰が当選しても今後5年間、国民は2分して戦うことになる」と述べた。
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