
韓国空港公社は2025年末を目処に、空港駐車場の空きスペースまでナビゲーションが案内する新サービスを導入する。これにより、空港利用者が駐車場内を空席探してさまよう不便が大きく解消されそうだ。
現行では、空港の駐車場空き情報はポータルサイトのネイバーやダウムを通じて「残り台数」のみが提供されている。しかし新サービスでは、駐車場の入り口までのナビゲーションにとどまらず、実際の空き区画に至るまでリアルタイムに案内される。
対象となるのは、金浦国際空港(国際地下、国際第2)、金海空港(P1タワー)、清州空港(タワー)といった屋内駐車場、また金海・清州の第2旅客ターミナル周辺の屋外駐車場だ。
サービスは、各空港の駐車スペースを対象に超音波センサー、映像、LiDAR技術などで収集された情報をリアルタイムで分析し、ナビと連動させて運用される仕組みだ。LiDARとは、レーザーで物体との距離を測定し空間情報を把握するセンサー技術の一つ。
さらに、公社はLiDAR技術を活用して、屋外駐車場で自分の車を探せる「マイカー検索システム」も導入する。
この機能はまず、清州空港の第2旅客ターミナルにある駐車場(1703台収容)を対象に開発が進められており、LiDARで取得された車両の移動データと統合された駐車場データベースをもとに、ユーザーが駐車位置を手軽に確認できるようになる。
韓国空港公社の関係者は「空港駐車場の空きスペースまで案内するナビゲーションサービスを現在開発中だ。国内の主要ナビゲーション企業と連携して、早ければ年内にサービスを開始する」と述べた。
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