韓国で民族最大の名節、秋夕(チュソク/お盆、今年は9月10日)が約1カ月後に迫るなか、通貨危機以後初めて消費者物価上昇率が2カ月連続6%台を記録し、庶民の買い物かごの負担が大きくなっている。
韓国農水産食品流通公社農産物流通情報などによると、政府が秋夕シーズンに多く消費される食品として指定した白菜・大根・リンゴ・梨・卵・鶏肉・牛肉・豚肉・栗・ナツメ・ニンニク・タマネギ・ジャガイモ13品目のうち、大多数の品目が昨年同期より上がったことがわかった。
この中で上昇率が最も高かったのは白菜と大根、玉ねぎなどだ。これらの野菜は、早い梅雨入りと猛暑で作況に悪影響を及ぼした。今月4日には白菜1個の平均価格は6756ウォンで、1年前の4062ウォンに比べて66.3%上昇、大根1本も3035ウォンで1年前の2012ウォンより51%も急騰した。タマネギ1キロの平均価格は2581ウォンで、同じく37%上昇した。
農村経済研究院によると、白菜は名節が近づくほど、価格が上がるだろうという観測が出ている。夏に出荷される高冷地白菜の生産量が減り、7月の出荷量は平年より6.3%、8月にも4.1%減少するものと予想されているためだ。
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