今後、知能型CCTV(防犯カメラ)が校内暴力と群衆密集事故をより正確に探知できるようにする――韓国政府が知能型CCTV認証試験に、関連項目を追加する。
韓国インターネット振興院(KISA)によると、来年の知能型CCTV認証評価項目に、学校生活安全分野を、2025年には群衆密集項目をそれぞれ盛り込む方針だ。
KISA物理保安性能認証チーム長のキム・ソンミ氏は「今年、教育省とともに学校内での問題、不審者侵入、暴行関連(試験用例)映像を撮り、龍山(ヨンサン)区庁・ソウル市と多重密集状況で危険度測定実証をしている。来年には学校生活安全分野を、2025年には群衆密集分野を試験項目に拡大する」と話した。
ここで「知能型CCTV」は人工知能(AI)が、カメラが撮影した映像を見て特定状況・行動・属性を分析するシステムをいう。
簡単に言えば、AI技術によるCCTVが▽徘徊▽壁乗り越え▽侵入▽転倒――のような異常行為を探知し、統合管制センターに映像を伝送する。これを見た担当者は危険か否かを判断し警察署など関連機関に状況を伝達する。
キム・ソンミ氏は「知能型CCTVが“風が吹いて動く電線”を侵入者と判断したり、カモメを見て人と誤って認知する場合もあった。探知性能をさらに上げようと、データを集め認証制度を運営している」と話している。
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