睡眠薬の一種である「ゾルピデム」が入った粉ミルクを生後約3カ月の娘に飲ませて放置し、死亡させたとして「児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法違反」(児童虐待致死)の罪に問われた韓国の男性(41)に対し、大田(テジョン)高裁は3日、1審と同様、懲役8年を言い渡した。
男性は昨年1月13日午後10時20~40分、事実婚関係である妻との間に生まれた生後約3カ月の娘に、ゾルピデムを混ぜた粉ミルクを飲ませて死亡させたとされる。
男性は当時、詐欺罪で指名手配されており、逮捕されるのを恐れて通報せずに放置した。詐欺罪に対して、その後の裁判で無罪判決を受けている。
男性は「私が飲もうと準備しておいた睡眠薬混じりの水を誤って使った」「家が暗くてわからなかった」などと釈明していたという。
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