2025 年 8月 23日 (土)
ホーム社会現金の終焉か?…韓国の現金自動支払機・ATMの利用額、25年ぶり最低水準に

現金の終焉か?…韓国の現金自動支払機・ATMの利用額、25年ぶり最低水準に

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韓国で現金自動支払機(CD)や現金自動預払機(ATM)の利用が統計開始以来、25年ぶりに最低水準に落ち込んだ。モバイル決済やオープンバンキングの急成長が、現金離れを一層加速させている。

韓国銀行が8月20日に発表した資料によると、2025年6月のCD共同網(CDおよび各市中銀行のATMを含む)を通じた口座送金および現金引き出し額は12兆715億ウォンで、前年同月比10.7%減少した。これは2000年2月(10兆9706億ウォン)以来の最低記録となる。

取引件数も2184万7400件で、前年同月比10.8%減少。10年前には月間6000万件を超えていた利用が、現在では3分の1以下に激減した。

特に2025年2月には1998年2月(1893万7800件)以来の最低水準となる2095万2300件を記録しており、CD・ATMの利用減少は継続的な傾向となっている。

この背景には、現金よりもモバイル決済などのデジタル支払い手段を好む傾向が強まっていることがある。

一方、オープンバンキングは2019年の導入以降、急速に拡大。2025年6月のオープンバンキングの利用額は61兆9752億ウォンで、前年同月比5.5%の増加となった。2024年12月には過去最高の68兆5307億ウォンを記録している。

現在は景気鈍化の影響でやや減少したものの、60兆ウォン台を維持しており、依然としてデジタル決済が主流だ。

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