結婚したばかりの夫が詐欺で捕まり監獄へ行った。子どもを産んだ妻は獄中の夫と離婚し、新たな出会いに恵まれた。ところが、元夫が出所して問題が発生した……。韓国YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」に4日、こんな相談が持ち込まれた。
女性が妊娠して間もないころ、夫は事業に失敗して帰宅しなくなった。一人で息子を産み、100日たった時期に、ようやく連絡がついたが、夫は詐欺や横領などの容疑で捜査を受け、懲役8年を言い渡された。
その後、女性は獄中の夫と離婚し、良い男性に出会った。息子もその男性を父親のように慕っていた。
そんな時、仮釈放された元夫が女性を訪ね「一緒に暮らそう」と迫った。「結婚したい男性がいる」と断ると、元夫は怒り、子どもに会う権利(面接交渉権)があるとして「学校に訪ねて行く」と脅した――という。
番組に出演した弁護士は「面接交渉権は子どもを直接養育しない親が子どもと会って交流できる権利であり、親の権利であると同時に子どもの権利だ」と強調した。ただ、面会によって子どもに害が与えられることが明白な場合、制限できる。「面接交渉の全面排除を要請するなら、裁判所は調査して判断することになる」とし、法廷で争ってみるべき問題だと話した。
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