イタリア旅行中の韓国人観光客4人が金品を強奪される事件があり、被害を受けた20代男性が「領事館から何の援助も受けられなかった」と怒りをあらわにした。
JTBCがこのほど報じたところによると、男性はミラノのコルソコモ通りを4人で観光中、8人のグループに襲われ、現金300万~400万ウォン(1ウォン=約0.11円)と携帯電話を奪われた。
男性は「男たちが猿のような声を出しながら近づいてきて、いきなり飛びかかってきた。押し倒され、目に催涙スプレーを噴射された。『ニーハオ』や、中国人に対する差別用語を口にしていた」と話した。
男性らはミラノ駐在領事館に助けを求めたが、領事館側は「何もできることはない。教えられるのは警察署の場所ぐらいだ」と言い、通訳の役にも立たなかったという。
外務省側は「『在外国民保護のための領事助力法』上、通訳は緊急の場合でなければ提供しにくい部分がある」と釈明した。
結局、男性らは知人の助けを受けて現地警察署に被害を届けたが、3週間が過ぎた現在、捜査状況はわからないという。
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