2025 年 7月 11日 (金)
ホームライフスタイルファッション猛暑の中で冬物が好調…韓国・逆シーズン販売が収益モデルに定着へ

猛暑の中で冬物が好調…韓国・逆シーズン販売が収益モデルに定着へ

(c)MONEYTODAY

連日の猛暑にもかかわらず、韓国のホームショッピングや百貨店で冬物商品の売れ行きが好調だ。新世界ライブショッピングでは6月28日、ユーロコレクションのミンクジャケットが5億ウォン(約5000万円)を売り上げ、目標を20%上回った。スエードコートも10%以上の上乗せとなり、季節外れの商品への関心の高さがうかがえる。

今年は昨年より販売開始を前倒ししており、この戦略が奏功したとの見方がある。ロッテ百貨店全州店でも7月4日から10日まで「逆シーズン・ファー特価展」を開催。新作ミンクコートを60%引き(さらに10%追加)、在庫品は最大80%引きで提供し、購入額に応じたギフト券も配布している。

成功の要因としては、高額商品を夏に安価で先行販売することで高い利益率を確保できることや、ミンクコートなどが季節を問わず使える定番アイテムである点が挙げられる。さらに、生産コストの節約や在庫圧縮にもつながる。

今後は対象商品を冬ジャケットやグースダウン、ウールニットに拡大し、2025年冬の新作も先行投入する方針。モバイルアプリでも最大80%オフの特価セールが続けられる見通しだ。猛暑でも戦略的な価格設定と商品投入で冬物需要を喚起する「逆シーズン販売」は、今後も有力な収益モデルとして定着しそうだ。

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