2024 年 11月 26日 (火)
ホーム社会狭い道・急な坂、時には冷蔵庫も持って上がる…韓国・離島「配達人」月収75万円

狭い道・急な坂、時には冷蔵庫も持って上がる…韓国・離島「配達人」月収75万円

「行くところまで行く男」キャプチャー(c)news1

日本海に浮かぶ韓国・鬱陵島(ウルルンド)=慶尚北道鬱陵郡=で、ネット通販最大手「クーパン」の配達人として働くキム・スヒョンさん(30代)は月収700万ウォン(約75万円)を稼いでいることで話題になっている。ただ、労働環境は過酷だ。

YouTubeチャンネル「行くところまで行く男」を運営するYoutuberがキムさんを取材した。

キムさんによると、鬱陵島には独自の物流センターがなく、本土からの荷物を船で運び、荷物を受け取りに行く必要があるため、非常に過酷な作業環境だという。

狭い道や急な坂が多く、荷物を手で運ばなければならないことも頻繁で、時には冷蔵庫のような重い商品も運ぶ必要があるそうだ。

キムさんの1日の仕事時間は、通常午前7時から始まり、早ければ午後1~2時には終わる。ただ船の運航が遅れると夜遅くまで作業が続くこともある。

特に鬱陵島の険しい地形と高額な燃料費も課題となっており、月収のうち手元に残るのは600万ウォン程度(約65万円)だとしている。

キムさんの仕事ぶりを目の当たりにしたYouTuberは、陸地での配達人よりもはるかに大変だと感じている。視聴者からは「鬱陵島の英雄だ」「もっと高い報酬を与えるべきだ」といった声が多く寄せられている。

(c)news1

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