2024 年 11月 27日 (水)
ホームライフスタイル物価高騰から避難、区役所・警察署に“駆け込み”…韓国の市民、行き先は食堂

物価高騰から避難、区役所・警察署に“駆け込み”…韓国の市民、行き先は食堂

ソウル市永登浦区の構内食堂の料理(c)news1

ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区の区庁地下1階にある構内食堂が安くて手軽なことから大評判だ。外部からの利用者は区職員よりやや高くなるが、それでも周辺の飲食店より安いため、昼食時には約70席がすぐになる。

ここでは朝食が午前8時10分~50分、昼食の場合、職員が午前11時30分~午後0時20分、外部利用者は午後0時20分~午後1時まで利用できる。

ある日の昼食メニューはシイタケ豆もやしビビンバとテンジャンチゲ。スープを含めた6つほどのおかずを自分で好きなだけ取れる。

価格は外部利用者5300ウォン(約590円)、職員4600ウォン(約510円)。近くの食堂のビビンバとみそチゲの価格を検索すると、最低でも7000ウォンするため、ここで食事を済ませれば約2000ウォンを節約できる。

区庁関係者は「1日平均350人程度が利用し、うち100人程度が外部利用者だ。今年6~7月までは50人余りだったが、2倍ぐらいに増えた」と話した。

外食の値上がりが続き、安く昼食を取ることのできる区役所や警察署などの食堂に足を運ぶ市民は多い。毎日メニューが変わり、懐にも優しいのが魅力のようだ。

(c)news1

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