物価高時代の消費者が財布の紐を引き締め、韓国で飲食料品の消費は減ったが、いわゆる「コスパ」ラーメンと呼ばれるPB(プライベートブランド)ラーメンの売り上げは増えた。ラーメンカテゴリー自体の売り上げが増えた影響もあるが、PBラーメンはさらに高い伸び率を見せた。
統計庁と韓国銀行、小商工人市場振興公団によると、昨年の飲食料品小売販売は前年より2.6ポイント減少した。食品価格が上昇し、高金利で消費余力が減ったのが主な原因と指摘されている。
全体の市場は減ったが「コスパ」を前面に掲げたコンビニ・大型マートのPBラーメンはむしろ売り上げが上昇した。
CUヘイルが2021年に発売したPBなら「ラーメンアイテム」の先月の売り上げは前年同期より16%上昇した。1個当たり480ウォンの価格で消費者攻略に成功したのだ。
CUは「ラーメンだけでなく、超特価PB商品のうち、10種の商品が各カテゴリー内の販売量1位を記録するなど、人気を集めている」と説明した。
イーマート24が2018年に発売した「辛いeラーメン」も先月の売り上げが前年同期より12%、勇気ラーメンは14%上昇し人気を集めている。ピリ辛eラーメンの1個当たりの価格は、普通のラーメン価格の半分の550ウォンだ。
イーマート24は「辛いeラーメンは原価上昇要因となっている具材スープを減らし、別途のパッケージデザインなど開発・マーケティングコストを最小化したのが価格を下げた要因だ」と説明した。
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