2025 年 7月 5日 (土)
ホーム経済流通物価高で庶民の表情暗いが…韓国の外食・食品業界の第3四半期業績「晴れ」

物価高で庶民の表情暗いが…韓国の外食・食品業界の第3四半期業績「晴れ」

ソウル市内のある大型マート(c)news1

韓国で加工食品や野菜などの物価が上昇し、庶民の負担が大きくなっている。その一方で食品業界は好業績が予想され、「値上げの反射利益だ」との声が上がり始めた。

大象(デサン)や農心(ノンシム)、オットゥギ、三養(サムヤン)食品などの食品メーカーは第3四半期(7~9月)に好業績を上げるとみられる。

農心は営業利益532億ウォン(1ウォン=約0.114円)で、前年同期比95%成長するという証券会社の展望値が出た。オットゥギと三養食品はそれぞれ679億ウォン、326億ウォンの営業利益を上げるという観測だ。

大象も今年第3四半期の営業利益が450億ウォンで、昨年第3四半期より30%ほど成長する見通しになっている。

こうした食品業界の好業績について、物価高で庶民が苦しんでいるのに企業は値上げなどで収益性を高め、利益を享受しているという批判も出ている。

統計庁国家統計ポータルによると、今年10月の消費者物価は前年同期比3.8%上昇した。品目別では▽果物26.2%▽食品5.8%▽野菜5.4%――などが上がった。10月の生活物価指数を見ても、ラーメンや牛乳、パンなどが2020年比大幅に値上がりしている。

(c)news1

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