春は来たが、急騰する物価にソウル市民の懐事情はまだ凍りついている。これを少しでも和らげるため、ソウル市の無料サービスに注目してみる価値がありそうだ。
◇面接用スーツが高すぎて負担になるなら
ソウル市は高校卒業予定者から満39歳の市内在住の青年に、面接用スーツとネクタイ、ベルト、靴まで無料で貸し出す「就職の翼サービス」を提供している。
2016年から6年間、16万人を超える若者がこのサービスを利用した。2016年に4032人だった年間利用者は昨年は4万人と10倍近くに急増した。
◇無料コーヒーも飲んで、仕事もして
特定の事務スペースを持たずにカフェなどで勤務する「ギグワーカー(Gigworker、短期契約を結び、単発の仕事を引き受ける労働者)」のための無料共有オフィスサービスがある。
合井(ハプチョン)駅近くにある「ギグワーカーワークステーション1号店」は、ギグワーカーなら誰でも利用できる。LAN回線やコンセントなどをはじめ、パソコンやプリンターも設置されている。
◇小遣いの節約と環境保護まで
使っていない家具やテレビなどの生活用品があるなら、松坡区(ソンパグ)のリサイクルセンターに注目すべし。ここでは資源リサイクルのために生活用品を洗浄、修理して販売する。
ソウル首都圏地域の住民なら誰でも生活用品の収集を要請でき、センターは所定の検証作業を経て無料で回収する。客はきれいに修理された中古品を安く購入できる。
◇低所得層の青少年、有名インターネット講義が無料
経済的に塾に通えない低所得層の青少年には、ソウル市の無料インターネット講義プラットフォーム「ソウルラン」がある。
講義だけでなく1対1の大学定時戦略コンサルティングサービスも提供する。昨年の修学能力試験以降はオンラインでのリアルタイム入試、進路進学説明会も開かれた。
◇難しいデザイン創業者の事務室支援
ソウル市は5月20日まで、ソウルデザイン創業センターの新規入居企業を募集する。入居企業には最長4年間まで無償で事務スペースを支援する。
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