
夫婦間の葛藤の中で、一方の親を「悪い人」に仕立てる養育態度が、子どもや家族関係に悪影響を及ぼしかねないとの指摘が出ている。
韓国で22日に公開されたヤン・ナレ弁護士のユーチューブチャンネルでは、「子どもに父親を悪者にする妻、離婚理由になるか?」とのタイトルで相談事例が紹介された。
相談者の30代半ばの男性は、5歳の子どもを育てている。男性は「子どもが成長するにつれ、妻の言動に影響されている様子を見るたびに自尊心が傷つく」とし、「離婚も考えている」と打ち明けた。
男性によると、しつけが必要な場面で妻は自らは関与せず、父親である自分に任せる一方、叱った直後に「どうしてパパはあんなことをするの?」と子どもの前で夫を責めるという。
ある日、子どもが食事を拒みキャンディーを欲しがった際、男性が制止すると、妻は「パパはキャンディーも食べさせないの? 悪魔みたい」と発言。子どもを抱いて部屋に入り、結局キャンディーを与えたという。
さらに、男性が病院で注射を受けて泣く子どもをなだめるために菓子を与えようとすると、妻は「そんなものをあげるなんておかしい」と止めながら、後になって自らキャンディーを買い与えるなど、矛盾した行動を繰り返していると訴えた。
こうした状況は公園や親族の集まりなど人前でも続いているという。男性は「最近は子どもが私を見ると怖がるようになった。この状況を利用し、私が叱ると母親のもとへ行き、さらに菓子をもらう」と述べ、「家庭内で孤立している感覚がある」と苦悩を明かした。
ヤン弁護士は「母親が子どもの愛情を独占しようとして父親を悪者にするのは、長期的に見て決して良い影響を与えない」と指摘。まずは夫婦カウンセリングを受け、専門家の客観的な助言を得ることを勧めた。
離婚理由となり得るかについては「状況次第では可能性はあるが、訴訟で立証するのは容易ではない」とし、「具体的な証拠を残すことが重要だ」と助言している。
インターネット上では「そもそも妻が夫を尊重していない」「子どもが母親の感情のはけ口になる恐れもある」といった意見も寄せられている。
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