
韓国合同参謀本部は7月3日夜、西部中部戦線の軍事分界線(MDL)を越えて北朝鮮住民1人が韓国側へ侵入したとして、該当者を拘束し、移動経緯を調べていると発表した。
軍当局の説明によると、この人物が軍人か民間人かは現時点で不明だが、軍事境界線付近で確認された後、誘導作戦により安全に拘束されたという。
現在、韓国軍や関連機関が連携して詳細な侵入理由および経路を調査中。関係筋は「現時点では北朝鮮軍に特異な動向は確認されていない」と述べている。
侵入時期は7月3日夜であり、韓国側の異常事態への備えが功を奏した形だ。
人的被害や緊張の高まりは生じていない模様だ。捜査・尋問の結果により、単独行動による漂流か、工作活動の一環であるかなど、背景が明らかになる見通しだ。