韓国の格安航空会社(LCC)「済州航空」7C2216便の事故で多数の犠牲者が出るなか、同社が公式SNSアカウントを一時閉鎖したことが批判の的となっている。
29日午後5時30分時点で、済州航空の公式インスタグラムとYouTubeアカウントへのアクセスは不可となった。YouTubeでは「このチャンネルは使用できません」というメッセージが表示され、インスタグラムでもアカウント検索ができなくなった。一方、台湾や日本の海外支社のSNSアカウントは利用可能だった。
この対応について、ネット上では「この状況でアカウントを削除するのか」「逃げたように見える」といった批判の声が相次いでいる。一部では、済州航空が批判を避けるために無責任にSNSアカウントを閉鎖したと受け取られている。
済州航空は公式ウェブサイトのデザインを通常のオレンジ色から追悼の黒色に変更し、事故に関する案内文や問い合わせ窓口情報を掲載している。チケット発券などのサービスは一時停止された。
済州航空関係者は「SNSには旅行に関連する“軽い内容”が多いため、今の状況では不適切と判断し、一時的に運用を停止した」と説明している。また「正確な情報を伝え、コミュニケーションを図るために、報道資料の配布や記者会見などを通じて対応している」と述べた。
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