韓国貿易協会の国際貿易通商研究院がこのほど発表した「韓国国家ブランド・製品に対する認識調査」によると、海外バイヤー(213人アンケート)の72.9%が「韓国」という国家ブランドが製品購入に肯定的に作用したと答えた。同研究院は「Kコンテンツの拡散が海外バイヤーの認識に肯定的な影響を及ぼした」と説明している。
海外バイヤーは、韓国製品イメージに対して▽高品質(25.4%)▽「合理的価格」(16.9%)▽「独創性」(15%)――などと評価した。一方、弱点として、価格(33%)▽事後管理が不十分(15%)▽パートナー信頼度(13%)――が挙げられた。価格競争力の低下は品質の高級化による結果とされる。
海外バイヤーは韓国国家ブランド強化のため「多様なK-コンテンツ開発・拡散」(27.2%)が必要だと答えた。「優秀企業の製品広報」(24.9%)や「国レベルでの国際活動の強化」(23%)という回答もあった。
貿易協会のキム・ムンソン首席研究員は「強くて、肯定的な国家ブランドは、韓国企業の輸出に影響を及ぼしている。官民協力を通して国家ブランド広報に力を入れるべきだ」と強調している。
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