2025 年 6月 15日 (日)
ホーム社会海に浮かぶ養殖場に2週間も…珍島犬をつなぎ放置、韓国で怒りの声噴出

海に浮かぶ養殖場に2週間も…珍島犬をつなぎ放置、韓国で怒りの声噴出

海上の養殖場に繋がれた珍島犬=SNS(c)news1

韓国・済州島(チェジュド)の沖合にある養殖場に、珍島犬が首輪につながれたまま放置されていたことが明らかになり、動物虐待の深刻さに怒りが広がっている。

問題の犬は、済州・大平里(テピョンリ)に浮かぶ養殖場で見つかった。アクセスできるのは船のみ。SNSに投稿された写真では、波で大きく揺れる施設に珍島犬がぽつんと座っている。そばに小さな犬小屋が見えるが、かなり簡素なものだ。

投稿者は「この犬は既に2週間もあの場所につながれたままだ」と告発。人間でも船酔いするほどの揺れがある海上で、犬が耐え続けている事実が多くの人々に衝撃を与えた。

この情報を受け、済州で活動する動物保護団体は現地へ出向き、犬の状況を確認した。保護所側は9日、公式インスタグラムを通じて「船を出して現地に到着し、近づいて確認すると、犬は極端に痩せ細り、目は絶望に満ちていた。まったく動かず、見た瞬間に涙がこぼれた」と報告した。

さらに、「明日から台風が接近するというのに、こんな場所に犬を置いておくなど考えられない。波にさらわれれば命を落とすのは時間の問題だ」と警鐘を鳴らした。

保護所は「明朝、動物権団体ケア(CARE)と協力して再度現場に向かい、必ずこの子を救出する。何としても命をつなぎたい。皆さんの応援と心をこの子に向けてほしい」と訴えた。

投稿の最後では「絶対にこの犬を助け出す。飼い主には直接会って、『お前がそこに住んで養殖場を守ってみろ』と言いたい。あまりにもひどい、怒りがこみ上げる」と強く非難した。

ネット上では「こんなことが許されていいのか」「飼い主を厳罰に処すべきだ」「波に襲われるたび、どれだけ怖かっただろう」「私が見た動物虐待の中で一番残酷」といった怒りのコメントが相次いでいる。

(c)news1

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