
韓国鉄道公社(KORAIL)の職員多数が勤務時間中または勤務直前、酒を飲んで業務に臨んでいたことが明らかになった。KORAILはこの事実を知りながら、軽微な措置しか取っていなかった。身内をかばう姿勢に批判が集まっている。
SBSによると、ソウル地下鉄3号線大谷(テゴク)駅で昨年6月、プラットホームのドア開閉などを担当する次長が業務中に酒を飲んだ。
測定の結果、血中アルコール濃度は0.39%で、免許取り消し基準0.08%を大きく上回っていた。
2020年8月には、京畿道(キョンギド)義王(ウィワン)駅では車両の連結や切り離し業務を担う職員4人が夜勤中に酒を飲んでいた。
この5年間、KORAILが飲酒で摘発した職員は計28人。このうち業務中に酒を飲んだ13人は鉄道安全法で処罰対象となる。
しかし、KORAILは鉄道警察に知らせないまま11人を自主懲戒するにとどめていた。刑事処分を受けたのは鉄道警察が直接摘発した2人だけだ。
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