
かつて交際していた30代女性を刃物で殺害し、逃げていた20代の男が2日後に被害者の葬儀場に現れ、「恋人だ」と名乗ったことがきっかけで身柄を確保された。韓国大田(テジョン)警察庁が明らかにした。
警察によると、7月30日午前10時39分ごろ、葬儀場の職員から「殺人事件の加害者だと名乗る男が来た」と通報があった。職員に「恋人だ」と答えて姿を消したという。
警察は周辺の防犯カメラ映像をもとに車両を特定し、同日午前11時45分、大田市内で男を緊急逮捕した。市民から「路上に車が止まり、運転者がおう吐するなど様子がおかしい」との通報が決め手になった。
男は7月29日正午過ぎ、大田市内で女性を刃物で刺し、バイクやレンタカーを使って逃走を続けていた。現場にあった携帯電話から女性と男が交際していたことが分かり、警察が捜査を進めていた。
逮捕時、男は毒物を服用しており、自殺しようとしていたらしい。意識はあるものの病院に収容されており、警察は回復を待って殺人事件について追及する。
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