韓国でソーシャルディスタンスが事実上全面解除され、今後開かれる大規模な大衆歌謡公演やフェスティバルに関心が集まっている。
コンサートや公演などの業界は、新型コロナウイルス感染の直撃を受けた業界の一つだ。韓国大衆音楽公演産業協会は昨年9月、業界の売上が新型コロナ以降90%減少し、公演の強制的なキャンセルや延期による損失額を含め、甚大な被害が出たと明らかにしている。この状況のなか、ソーシャルディスタンスが全面解除の運びとなった。
まず大型フェスティバルの一つである「ビューティフルミントライフ(beautiful mint life)2022」は5月14、15両日、ソウルオリンピック公園88芝生広場での開催が予定され、関係者の期待を集めている。
また、トロット(演歌)スターのイム・ヨンウンは5月から計21回の日程で全国ツアーに突入する。ソーシャルディスタンスを保つことなく全席を開放する予定だ。
今回の措置により、これまで299人に制限されていた大規模イベントも、これが撤廃され、歌謡界にとって朗報だ。
K-POPの関係者は「新型コロナの時期にデビューしたグループのうち、一度も対面での公演をしたことのないグループが多い。ソーシャルディスタンスが解除されたことで、対面公演ができるようになり、エンターテインメント業界も活気づいている」と明らかにした。
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