2025 年 7月 10日 (木)
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機内&列車で楽しむ新時代の漫画体験…韓国ネイバーウェブトゥーン、移動中エンタメを席巻中

飛行機でネイバーウェブトゥーンを見られる=ChatGPTで作成されたイメージ(c)KOREA WAVE

韓国ネイバーウェブトゥーンがコンテンツ消費の時間と場所の制約を越えて、新たな形でグローバル読者との接点を広げている。飛行機や列車など移動手段を基盤としたプラットフォームにコンテンツを搭載し、「いつでもどこでも」楽しめるウェブトゥーン環境の構築を進めている。

ネイバーウェブトゥーンは大韓航空と提携し、2025年末までに自社ウェブトゥーン原作のアニメーション4作品を大韓航空の機内エンターテインメントコンテンツとして提供している。

上映作品は『ココロの声』『大学日記』『熱帯魚』など。これらのコンテンツはIFE(機内エンターテインメント)システムのないB737-900機種を除いた、大韓航空のすべての国際線・国内線で上映される。

またネイバーウェブトゥーンは2025年7月1日から、フランスの高速列車TGV inOuiおよび格安高速鉄道OUIGOにおいて、オリジナルウェブトゥーン15作品を専用コンテンツとして提供している。TGV車内の専用ネットワークに接続すれば、自動的に接続されるプラットフォームを通じてウェブトゥーンを視聴できる。このプラットフォームにウェブトゥーンコンテンツが導入されるのは初めての事例だ。

今回のフランス進出は、高速列車専用のエンターテインメントプラットフォーム運営会社「モモント」とのパートナーシップによって実現され、韓国オリジナルウェブトゥーン9作品とフランス現地のウェブトゥーン6作品が含まれている。フランス国有鉄道(SNCF)によると、2023年基準でTGVの年間乗客数は1億2400万人に達する。ネイバーウェブトゥーン側は、今後さらに多くの作品を追加していくという。

このほか、ネイバーウェブトゥーンの親会社であるウェブトゥーンエンターテインメントは2024年5月、機内エンターテインメントサービスを開発するグローバル航空IT企業タレスと協業し、アメリカの一部国内線でウェブトゥーンコンテンツを提供した事例もある。

これらの事例は、ウェブトゥーンというデジタルコンテンツがプラットフォームベースの消費を越えて、ユーザーの移動動線に溶け込む形で進化していることを示している。

(c)KOREA WAVE

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