ソウル・梨泰院（イテウォン）雑踏事故を巡る偽ニュースが後を絶たない。事故原因に対する誤った推測と未確認情報が飛び交うだけでなく、罪のない人が警察の調査を受けたり、事故に遭遇したりした人たちに対する2次被害も生じている。
梨泰院事故が発生してから10日が過ぎたが、SNS上には「事故原因が麻薬のため」「ガス漏れで事故が起きた」などの趣旨の偽ニュースが相次いでいる。また、有名人が訪問して人波が押し寄せ惨事が発生した、という疑惑も広がり、取り上げられた有名人が事実ではないと釈明したりした。
特に当時、現場で別名「ウサギ耳カチューシャ」男性が人波を押して事故が発生したという疑惑がオンラインに広がり、この男性が警察の調査を受けたが、無関係であることが明らかになっている。
また、梨泰院事故が北朝鮮工作員によるものという主張も提起されたり、ベトナムで一部の市民がハロウィンを迎えて梨泰院事故をパロディーしたという偽ニュースも流されたりした。
市民の間では2次被害への懸念から管理・監督の強化を求める声が相次いでいる。
©news1
