韓国で今後1年間の消費者物価上昇率展望を示す「期待インフレ率」が4.7％を示し、史上最高を記録した。
韓国銀行が27日に発表した「2022年7月消費者動向調査結果」によると、期待インフレ率は4.7％で2008年7月統計開始以来、最高となった。前月の3.9％より0.8ポイント上がった。
この1年間の物価上昇率に対する消費者の認識である「物価認識」も5.1％で記録を塗り替えた。前月の4.0％から1.1ポイント上昇した。
7月の消費者心理指数（CCSI）は前月比10.4ポイント下落し86.0となった。CCSIは消費者の経済状況に対する認識を示す総合指数。基準値の100より高ければ過去の長期平均値（2003年1月～2020年12月）に比べて楽観的であることを、100より低ければ悲観的であることを、それぞれ意味する。
韓銀関係者は「韓国国内で高い物価上昇傾向が続き、世界的に緊縮行動が加速化している。主要国の景気鈍化憂慮も大きくなり、消費者心理指数が下落した」と説明している。
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