韓国の中古高級品市場で、35~44歳の男性と2010年以降に生まれた「アルファ世代」が、主な消費者層として注目されている。
ファッション中古取引プラットフォーム「ポンゲジャント」が発表した「ラグジュアリーリセールレポート」によると、2023年の最も購買力が顕著な年齢層がこの2つのグループだった。
中古高級品市場で新たな消費者層として浮上しているのが、35~44歳の男性だ。一方、アルファ世代は「Very Important Baby(VIB)」として育ち、購買力は低いが、欲しいものをすぐに購入し、不要なものはすぐに処分するという傾向がある。
このレポートは、2023年にポンゲジャントが実施した約2100万件のファッション中古取引を分析したもの。韓国の中古市場は2025年までに約43兆ウォン(約3.9兆円)規模に拡大すると予測している。消費者は年間平均で約80時間をオンライン中古取引に費やしており、最も取引が活発な品目は衣類、電子製品、スポーツ用品だった。
調査対象者の60%以上が中古の高級品を購入した経験があると回答している。価格上昇や持続可能性への関心から、新品よりも中古品を選ぶ傾向が強まっていることが背景にあるようだ。
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