
韓国・大統領警護処はこのほど、イ・ジェミョン(李在明)大統領が執務室を龍山から青瓦台に戻す「青瓦台時代」の再開後も、「開かれた警護・低姿勢の警護」方針を維持し、国民の日常生活への影響を最小限にとどめると明らかにした。
警護処は報道資料で、「青瓦台復帰に伴う警備強化が、『開放と疎通』という基本方針の後退につながらないようにする」と強調。青瓦台周辺のランニングや登山など市民の活動に対し、必要最小限の制限にとどめ、既存のアクセス性を維持する方針だ。
特に、ソウル市内で人気の「ワンちゃんラン」コースについても、これまで通り利用可能とし、市民の憩いの場を守る姿勢を示した。「ワンちゃんラン」とは、地図上で犬の形を描くように設計されたジョギングコースで、景福宮〜青瓦台〜三清洞〜清渓川をめぐるルートとして知られている。
青瓦台の警護区域については、国家元首の安全を確保するための必要最小限に再設定。市民への不必要な干渉を避けるため、これまで設置されていた「検問所」という名称は使わず、交通の流れを管理する方式へと転換する。
また、景福宮駅〜青瓦台〜国立民俗博物館を結ぶ自動運転バスの運行も引き続き制限なく継続する予定で、青瓦台周辺を訪れる市民や観光客の利便性を損なわない構えだ。
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