2024 年 5月 19日 (日)
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李、尹選挙終盤に「首都圏大戦」

6日午後、ソウルで支持を訴えるイ・ジェミョン(李在明)候補(国会写真取材団)©news1

韓国大統領選の与党「共に民主党」候補イ・ジェミョン(李在明)氏と保守系野党「国民の力」候補ユン・ソンヨル(尹錫悦)氏は7日、京畿道を巡回する強行軍に乗り出す。イ候補の「票田」とされる京畿道の浮動層をつかむための行動とみえる。

イ候補はまた同日、済州、釜山、大邱、大田などを巡回した後、選挙運動最終日の8日、政治的故郷の京畿と仁川一帯を訪れ、ソウルで選挙運動を終える計画だ。

両候補は6日もソウルと首都圏の随所を回りながら有権者に会った。

イ候補はソウルの道峰、城北、恩平、西大門、冠岳、龍山の各区を相次いで訪問し

尹候補もソウルの江東区、中区、衿川区をはじめ、京畿道・議政府市、東豆川市、坡州市、高陽市、金浦市、富川市などを回った。

京畿道坡州市で遊説するユン・ソンヨル(尹錫悦)氏©news1

両候補が選挙終盤にソウルと首都圏に集中する理由は、まだ支持候補を決めていない有権者の多い地域で、中道・浮動層を攻略するためと分析される。

中央選挙管理委員会によると、4~5日の期日前投票に計1632万人余りが参加し、最終的な期日前投票率は36.93%と集計された。これは歴代最高だ。

ただ、今回の期日前投票でも、首都圏の投票率はおおむね低い。京畿道で33.65%と全国最下位で、仁川も投票率34.09%と低調だった。ソウルは37.23%だった。

期日前投票は、一般的に明確な政治傾向のある有権者、少なくとも支持する候補を確実に決めた有権者が主に参加するものと分析される。このため、期日前投票率が低い首都圏地域の場合、まだ支持候補を決めていない中道・浮動層の割合が高いとも解釈できる。

©news1

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