韓国のパク・クネ(朴槿恵)前大統領が24日、ソウルの病院を退院した。その際、パク氏は「国民の皆さんに5年ぶりにお礼を申し上げることになった。おかげで健康が回復した」と伝えた。
パク氏はその後、国立ソウル顕忠院(ヒョンチュンウォン)に移動し、父親の故パク・チョンヒ(朴正熙)元大統領、母親・陸英修(ユク・ヨンス)氏の墓地を参拝した後、大邱(テグ)の私邸に向かった。
大邱市達城郡(タルソングン)の私邸に到着すると、3000人余りの支持者が太極旗を振って「大統領、歓迎します」と歓迎の言葉を叫んだ。
パク氏は笑顔を見せながら車から降り、地元の小学生から歓迎の花束を受け取ったあと、マイクの前に立った。
「私が至らなくて国民の皆さんに失望感をおかけしました。それでも、みなさんは私を温かく迎えてくださった。私は本当に幸せだと思います」
「24年前の1998年、ここでの補欠選挙で初めて国会議員に当選し、続けて地方区4選議員を経て大統領にまでなりました。達城郡では多くの所をくまなく回りました。土の中に自分の足跡が確かにたくさん残っているはずです」とも語った。
パク氏は国政介入事件で2017年3月31日に拘束された。昨年12月24日に大統領特別赦免の対象に含まれて赦免・復権され、4年9カ月ぶりに釈放されている。
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