2025 年 12月 7日 (日)
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未来のK-防衛技術が集結、史上最大規模「ソウルADEX 2025」…17日開幕、35カ国600社参加

2023年10月、京畿道城南市のソウル空港で開かれた「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会(ADEX 2023)」(c)news1

韓国最大の航空宇宙・防衛産業展示会「ソウルADEX 2025(Seoul International Aerospace & Defense Exhibition)」が10月17日から24日まで京畿道城南市のソウル空港と一山(イルサン)KINTEXで開催される。今回は過去最多となる35カ国600社以上が参加し、名実ともに「世界級防衛産業博覧会」となる見通しだ。

米国のロッキード・マーティン、ボーイング、欧州のエアバスなど世界的防衛企業も参加し、韓国企業との戦略的協力を深化させる舞台になると期待されている。ADEXは2年ごとに開かれ、主要防衛企業と研究機関が新技術や最新兵器を披露し、海外バイヤーや軍関係者との契約・外交が進む場でもある。

韓国の主要防衛企業も総出動する。韓国財閥ハンファグループは、ハンファエアロスペース、ハンファオーシャン、ハンファシステムの3社を統合した大型ブースを設置。装甲車や自走砲「K9」、防空システム「天武」誘導ミサイル、無人・有人複合戦闘システム(MUM-T)などを中心に、陸・海・空の統合ソリューションを提示する。輸出市場での相乗効果を強調する構えだ。

韓国航空宇宙産業(KAI)は、有人・無人複合体系と次世代空中戦闘コンセプトをテーマに展示館を構成。多目的無人機(AAP)実機を公開し、AIを活用した統合支援システム(IPS)やシミュレーターで来場者が戦闘機の操縦・整備を体験できるようにする。AIによる任務分析や戦術支援、飛行制御アルゴリズムなどを披露し、「戦場のパラダイム転換」を掲げる。

現代ロテムは主力のK2戦車と多目的無人車両を中心に、LIGネクスワンは航空兵器と多層防空ネットワークを中心に、それぞれ展示する。

ADEX共同運営本部は、韓国製兵器の輸出対象国を招請し、防衛産業輸出を後押しする。前回ADEX 2023では約294億ドルの契約・協議が進められたが、2025年は300億ドルを超える成果が期待されている。

(c)news1

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