関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典が1日午前、東京都立横網町公園の追悼碑前で営まれた。行事に先立ち、韓国・誠信女子大のソ・ギョンドク教授は8月30日、式典に追悼文を送ってこなかった小池百合子東京都知事に抗議の書簡を出したことを明らかにした。
小池氏は、歴代知事が式典に寄せてきた追悼文を7年連続で見合わせてきたため、ソ・ギョンドク教授が事前に小池知事に書簡を送り、追悼文を送るよう促した形だ。
ソ・ギョンドク教授はその際、韓国で最近公開されたドキュメンタリー映画「1923 関東大虐殺」の日本語版を同封したという。
そのうえでソ・ギョンドク教授は「今からでも、日本は関東大虐殺の真相を究明し、被害者に対し、必ず、真摯に謝罪・賠償すべきだ。日本政府と地方自治体がこれ以上、次世代に恥ずかしいことを残さないよう、心から願っている」と伝えたとされる。
今年の式典でも小池知事からの追悼文は届かなかったという。
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