
ミラノ・コルティナ冬季五輪の選手村の食堂をめぐり、韓国選手の間から物足りなさを指摘する声が上がっている。
元ショートトラック韓国代表のクァク・ユンギ解説委員は最近、選手村食堂を訪れ、メニュー構成を紹介しながら選手らに話を聞いた。
ビュッフェ形式の食堂には、リンゴやミカンなどの果物、ヨーグルト、ナッツ類、3種類のチーズ、卵などが並び、グリルコーナーにはトマトソースを添えた魚料理や牛肉などが用意されていた。全体の料理数はおよそ20~30種類だったという。
クァク・ユンギ氏は「平昌(ピョンチャン)五輪のときは、食堂のメニューが本当に充実していた。各国の選手が集まっていたため、世界各国の料理がそろっていた」と振り返った。
同じく元ショートトラック代表のキム・アラン解説委員も「当時は外国選手が何度も食堂を訪れ、料理がおいしいとおなかをたたきながら出ていった」と回想。クァク氏も「平昌のときは、食堂内が料理で埋め尽くされているようだった」と語った。
平昌大会当時の選手村食堂は24時間営業で、ワールド、アジアン、ハラル、ヌードルなど6つのテーマ別ステーションを設け、400種類以上の料理を提供。専門料理人180人、パティシエ40人、栄養士15人が配置され、きめ細かな食事管理がなされていた。
一方、ミラノ大会の食堂について、選手からは「味は悪くないが、朝・昼・夕でメニューがほぼ同じで飽きる」「箸が置いておらず、アジア料理も少ない」といった不満が出ている。
ショートトラックのシン・ドンミン選手は「味は問題ないが、毎食似た内容なので正直きつい」と語った。
これに対し、韓国体育会は選手の食事適応を支援するため給食支援センターを運営。韓国選手団約130人を対象に、昼と夜に韓国料理の弁当を提供している。総額22億ウォンの予算と36人の運営スタッフを投入し、旧正月には特別メニューも準備する。
そのため、韓国選手の間では選手村食堂よりも韓国料理の弁当を好む傾向が強まっているという。
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