
夫婦の共働きではなく、どちらか一方の「片働き」における家事・育児の分担を巡る議論が、韓国のオンライン上で白熱している。高収入の夫が生活費をすべて担う一方、妻に家事や育児の全負担を強いる構図が正当かどうかを問う声が、世論を二分している。
11月19日、韓国のあるオンライン掲示板に「片働きでも、家事と育児は夫婦で分担するべきではないか」と題する投稿が掲載された。
投稿者は、自身の夫が月収1000万ウォン(約110万円)超の収入を得ているものの、「家計を支えているのだから、育児も家事もすべてお前がやるべきだ」と主張し、家のことには一切関与しないと訴えた。
投稿者は「私に育児も家事も全部押し付けておいて、私の人生は一体どこにあるのか。これが正しい生活のあり方なのか疑問だ」と吐露した。
この投稿は、掲載から1日で3万回以上閲覧され、100件を超えるコメントが寄せられるなど、関心が集まっている。
コメント欄では、意見が大きく割れている。
「専業主婦なら家事育児は当然」とする意見が優勢で、「夫はATMではない。不満があるなら自分も外で働けばよい」とする主張も見られた。また、「片働きであるならば、家事は妻が全うし、育児については夫も一部関与すべきだ」との現実的な妥協を求める意見も寄せられた。
一方で、「育児を妻だけに任せるのは、父親としての責任放棄だ」として、「家計を一手に担っているとしても、育児は夫婦で行うべきだ」とする批判的な声も少なくない。
ある利用者は「子どもとの情緒的なつながりは金では買えない」と述べ、父親としての関与の重要性を強調した。
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