韓国で、有害ながらも環境にやさしいように偽装する「グリーンウォッシング」広告・表示が問題になっている。そうした広告・表示のうち70%以上が、子供が使用すると推定される製品であることがわかり、早急な規制が必要だとする指摘が出ている。
韓国環境省がこのほど、野党「共に民主党」のキム・ヨンジン議員(国会環境労働委員会所属)に「最近5年間の不当な環境性表示・広告措置」を提出した。この中の「子供も使用可能な製品」現況によると、「行政指導」の対象は計2071件で、このうち約70%にあたる1460件が子ども使用推定製品に対するものだった。
年度別に見ると、▽2018年が61件(24%)▽2019年が5件(9%)▽2020年が38件(35%)▽2021年が51件(19%)▽2022年8月が1305件(94%)だった。
勧告や助言などを受ける行政指導より強い処分が伴う「行政処分」が出されたケースは、2018年から今年8月までで8件あり、6件が子供使用推定製品に対するものだった。
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