韓国統計庁は26日、将来人口推計(市・道編)を発表した。韓国の総人口は2020年の5184万人から減少を続け、2050年には4736万人になる見通し。
30年後には全国の17の市と道の中で蔚山(ウルサン)、大邱(テグ)、釜山(プサン)など13カ所で総人口が減少する。蔚山が2020年に比べ2050年には25.9%(29万人)と最も大きく減少し、大邱は25.2%(61万人)、釜山25.1%(84万人)と、それぞれ25%以上減少する見込みだ。
ソウル170万人、慶尚南道(キョンサンナムド)57万人、慶尚北道(キョンサンプクト)40万人、全羅北道(チョルラプクト)31万人、全羅南道(チョルラナムド)27万人、光州(クァンジュ)27万人、大田(テジョン)25万人と、それぞれ人口は15%前後減少すると予測されている。
仁川(インチョン)14万人、江原(カンウォン)、(4万人)、忠清北道(チュンチョンブクト)3万人と5%未満の減少見通し。
一方、京畿(キョンギ)、世宗(セジョン)、済州(チェジュ)、忠清南道(チュンチョンナムド)は人口流入効果で増加する。世宗は2020年に比べて2050年には81.1%(28万人)増加し、京畿道(キョンギド)は6.7%(90万人)、済州道(チェジュド)は4.5%(3万人)、忠清南道(チュンチョンナムド)は0.7%(1万人)増となる。
これら4つの市と道の人口増加は、外部から流入する人口によるもので、出生、死亡にともなう自然増加分で計算すれば、2045年以後すべての市と道で減少する。
©news1