
韓国で旧正月を前に、祭祀膳の準備費用が前年より4%以上上昇し、消費者の体感物価負担が大きくなっている。卵や韓牛、豚バラ肉など主要畜産物の価格上昇が全体を押し上げており、購入先によっては費用に6万ウォン(約6378円)以上の差が出ることから、節約型の買い物戦略の重要性が高まっている。
ソウル市農水産食品公社が発表した「旧正月祭祀膳費用」調査によると、6~7人家族基準の平均費用は大型マートが27万1228ウォン(約2万8829円)で前年より4.8%上昇した。伝統市場は23万3782ウォン(約2万4852円)(4.3%上昇)、ガラク市場は20万5510ウォン(約2万1846円)で、前年より4.3%下落した。購入先による最大格差は約6万6000ウォン(約7016円)に達した。
品目別では、果物・野菜はおおむね安定しているものの、リンゴは大玉不足の影響で価格が強含んでいる。一方、梨や干し柿は生産量増加により比較的安定した水準を保っている。
畜産物は価格上昇が目立つ。畜産物品質評価院によると、9日時点で韓牛ヒレ肉(1+等級)の消費者価格は100グラム当たり前年より約5.9%上昇し、豚バラ肉は6.3%、鶏肉(1キログラム)は4.3%それぞれ値上がりした。卵(特卵10個)は1年で22.6%急騰した。
水産物も為替上昇による輸入原価の負担や一部魚種の供給減少により、イシモチやスケトウダラなど祭祀需要品目の価格が上昇している。
一方、韓国農水産食品流通公社(aT)が別途実施した調査では、4人家族基準の祭祀膳費用は平均20万2691ウォン(約2万1551円)で、前年より0.3%下落した。調査基準や家族構成、品目設定の違いが結果の差につながったとみられる。
政府と自治体は名節期の消費者負担軽減に向け、割引・還元事業を実施している。農畜産物は最大40%、水産物は最大50%の割引が適用され、伝統市場では国産農畜水産物購入時に1人当たり最大2万ウォン(約2126円)分のオンヌリ商品券が還元される。
専門家は「購入先の選択と割引制度の活用によって、名節の家計負担を一定程度抑えることが可能だ」と指摘している。
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