韓国で「てんかん」を偽装した兵役逃れを捜査しているソウル南部地検・兵務庁合同捜査チームは、歌手でラッパーのNafla（ナフラ）から兵役法違反の疑いで事情を聴いたもようだ。兵役逃れをめぐっては、これまでに男性グループ「VIXX（ヴィックス）」のメンバーでラッパーのラビ（RAVI）や、俳優ソン・ドクホが摘発されており、度重なる不祥事発覚で業界に衝撃が走っている。
Naflaは「てんかん」を装って兵役を逃れた疑いがもたれている。またNaflaはソウル市瑞草（ソチョ）区庁で「社会服務要員」（兵役の代わりに公共機関などで働く）として働く義務があったのにもかかわらず、特恵を悪用して、社会服務要員としての役割さえ回避していたとされる。
合同捜査チームは現在、虚偽のてんかんで兵役を逃れた兵役義務者とそれを手引きしたブローカーについて、大規模な捜査を進めている。「兵役逃れ」に加え、Naflaのように、事実上の兵役免除措置である「社会服務要員」に関連した特恵まで悪用されていた疑惑も浮上しており、捜査の範囲が広げられる可能性も出ている。
一連の兵役法違反事件では、兵役ブローカー（47）ら23人が起訴されている。ブローカーらは韓国の芸能・スポーツ界などの約100人の不正行為に加担していた罪に問われている。
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