2024 年 11月 26日 (火)
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景気低迷の韓国、学資ローンを利用する一般・教育大学生が3万人増加

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高金利・物価高などの景気低迷の影響で、韓国で昨年、大学生の学資ローン利用者が増加したことが明らかになった。教育省と韓国大学教育協議会はこのほど、こうした内容を含む「2024年8月大学情報公示分析結果」を発表した。

この調査は一般大学(教育大学を含む)223校、専門大学142校、大学院大学44校の計409校を対象に実施され、そのうち323校について分析した。

◇一般・教育大学で学資ローン利用者が7.7%増加

昨年、韓国奨学財団の学資ローンを利用した一般大学および教育大学の学生数は44万2880人で、前年の41万1093人から3万1787人(7.7%)増加した。教育省関係者は、学資ローンの増加について「全般的に良くない経済状況の影響を受けたと見られる」と述べた。

一般返済学資ローンの利用者は21万5836人で、33.6%増加した一方、就職後返済学資ローンの利用者は22万7044人で9.0%減少した。

学資ローン利用率は13.8%で、前年に比べて0.9ポイント増加した。国公立大学の学資ローン利用率は10.8%で、私立大学(14.8%)より4ポイント低かった。首都圏の大学では14.8%で、非首都圏の大学(12.9%)より1.9ポイント高かった。

昨年、学生1人当たりの教育投資費用は1952万7000ウォンで、前年の1850万8000ウォンに比べて101万9000ウォン(5.5%)増加した。教育費には、学生教育、教育環境の整備、人件費、運営費、奨学金、書籍購入費、実験実習費、機械設備購入費などが含まれる。

国公立大学では2492万6000ウォンで前年より9.3%増加し、私立大学では1780万2000ウォンで3.9%増加した。首都圏の大学は2098万9000ウォンで2.9%、非首都圏の大学は1830万7000ウォンで7.8%増加した。

◇専門大学では学資ローン利用者が0.9%減少

昨年、韓国奨学財団の学資ローンを利用した専門大学の学生数は10万8035人で、前年の10万9033人から998人(0.9%)減少した。一般返済学資ローンの利用者は3万4450人で64%増加した一方、就職後返済学資ローンの利用者は7万3585人で16.4%減少した。学資ローン利用率は15.1%で、前年に比べて0.4ポイント増加した。

昨年、学生1人当たりの教育投資費用は1249万4000ウォンで、前年の1177万2000ウォンに比べて72万2000ウォン(6.1%)増加した。公立大学では2529万4000ウォンで2.1%、私立大学では1228万9000ウォンで6.2%増加した。

昨年、専門大学の奨学金総額は1兆4161億ウォンで、前年の1兆4534億ウォンから373億ウォン(2.6%)減少した。

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