2025 年 3月 12日 (水)
ホームライフスタイルトラベル春、どこへ行こう?…心と体を癒やす韓国国内旅行地5選

春、どこへ行こう?…心と体を癒やす韓国国内旅行地5選

DMZ生生ヌリでDMZ地域をメディアアートで鑑賞できる=韓国観光公社提供(c)news1

韓国観光公社は「2025-2026韓国観光100選」の中から、歴史と自然が織り成す癒やしの物語を持つ5つの旅行地を選定した。

戦争の痛みと平和の大切さが宿る臨津閣平和ヌリ公園=韓国観光公社提供(c)news1

◇平和の時代を夢見る

非武装地帯(DMZ)と接する臨津閣(イムジンガク)は、戦争の痛みと平和の尊さを伝える観光地として、多くの訪問者を迎えている。

ここには、故郷を遠くから眺めた避難民のための「望拝壇(マンベダン)」、戦争で破壊された「鉄橋(チョルギョ)」、銃弾の跡が残る「長湍駅(チャンダンヨク)」の蒸気機関車などがある。また、カラフルな風車の丘や臨津江(イムジンガン)沿いの生態探訪路も整備されている。

DMZ平和観光第1コースである第3トンネル=坡州市役所提供(c)news1

特に、民間人統制区域を越えて運行する「臨津閣平和ゴンドラ」に乗れば、特別な体験ができる。さらに、旧米軍駐屯地「キャンプ・グリーブス」では、ガイドツアーを通じて兵舎や弾薬庫などを見学できる。

一方、「DMZ生生ヌリ」では、デジタル技術を駆使したメディアアートやVRドローンライドなどを通じて、DMZの歴史と生態環境を体験できる。

大関嶺には様々な牧場がある=韓国観光公社提供(c)news1

◇ピュアな旅

江原道(カンウォンド)の大関嶺(テグァルリョン)は、標高832mに位置し、韓国では珍しい広大な高原地帯が広がる。大関嶺には、三養(サムヤン)牧場、ハヌル牧場(天空牧場)、大関嶺羊牧場の三大牧場がある。

ヴァレーブラックノーズシープ=韓国観光公社提供(c)news1

三養牧場は、ソウル・汝矣島(ヨイド)の7倍の広さを誇り、壮大な景色が楽しめる。ハヌル牧場では、世界的に希少な ヴァレーブラックノーズシープを間近で見ることができる。大関嶺羊牧場は、フォトスポットとして人気の木造小屋が特徴的だ。

顕忠祠=韓国観光公社提供(c)news1

◇李舜臣を偲ぶ

韓国で最も尊敬される英雄、イ・スンシン(李舜臣)を祀る顕忠祠(ヒョンチュンサ)は、初めて「韓国観光100選」に選定された。境内には、イ・スンシンの業績を紹介する記念館があり、彼の人間的な一面も知ることができる。

乱中日記展示物を見る訪問者=韓国観光公社提供(c)news1

また、温陽(オニャン)温泉や伝統文化を体験できる温陽民俗博物館、四季折々の花が楽しめる世界花植物園など、周辺にも見どころが豊富だ。

東医宝鑑村入り口=韓国観光公社提供(c)news1

◇免疫力アップの旅

智異山(チリサン)のふもとにある山清(サンチョン)は、自然豊かな環境の中で漢方医療文化を体験できる場所だ。東医宝鑑村(トンイボガムチョン)では、韓医学博物館、漢方体験館、薬草市場などがあり、各種体験プログラムも充実している。

韓方足浴場=韓国観光公社提供(c)news1

また、漢方森林浴や薬草を使った料理を楽しめる施設もあり、体を内側から整えることができる。

旧南原市内バスと漫画キャラクターがある南原らしさ館入口(韓国観光公社提供)

◇伝統と芸術

南原(ナムウォン)は「春香伝(チュニャンジョン)」の舞台として知られ、古き良き韓国の雰囲気が漂う。南原観光団地には、春香テーマパークや「南原らしさ」を表現した南原ダウム館があり、観光名所が点在している。

春には、蓼川(ヨチョン)の桜並木がトンネルのように美しく彩られ、幻想的な夜景を楽しめる。日本統治時代に渡った韓国陶工の歴史を伝える「シムスグァン陶磁展示館」も訪れる価値がある。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular