韓国映画「対外秘」は1992年の釜山を舞台に、国会議員候補ヘウンと政界の隠れた実力者スンテ、組織暴力団のピルドが国を揺るがす秘密文書の争奪戦を繰り広げる犯罪ドラマだ。チョ・ジヌンはチョン・ヘウン役を演じた。
イ・ウォンテ監督はシナリオを書きながら、ヘウンはチョ・ジヌンのためのキャラクターだと考えていたという。
チョ・ジヌンは「ヘウンは正義を実現するため政治を志したが、権力を前に追い込まれ、変わっていく。それでも挑戦し続けるのはヘウンに耐える気質があったからだ。駄目だと知りながら後ろに下がらない。そんな姿を見せたかった」と話した。
「私が後ろに下がってどこに行くというのか。就職することもできないし、専門性があるわけでもない。だからいっそう集中して与えられた状況に根性で耐える。そのような点がヘウンと似ているのではないか」。チョ・ジヌンはそう言って笑った。
「ところが、実はヘウンと最も似ている点は強者に弱いということだ。私は私に電話するあの方(妻)に弱い」
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