韓国のニュース専門チャンネル「YTN」の株買収競争入札が23日に実施され、建設や流通、金融などを手広く経営する有進(ユジン)グループが3200億ウォン(約355億円)で落札した。契約や放送通信委員会の承認審査を経て、今年末や来年初めに買収が確定するとみられる。
今回売却の対象になったのは、YTN株のうち韓電KDNと韓国馬事会が保有している1300万株(持ち分30.95%)だった。
投資業界や放送業界によると、有進グループのほか、衣類輸出の専門企業「韓世(ハンセ)」グループと、グローバルピース財団が企業買収のため設立した「ワンコリアメディアホールディングス」の3社が入札に参加した。
グルーバルピース財団理事長のムン・ヒョンジン(文顕進)氏は世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)創始者の故ムン・ソンミョン(文鮮明)総裁の三男だ。
韓電KDNと韓国馬事会は昨年8月、企画財政省の公共機関革新ガイドラインに従ってYTN株の売却を決め、9月21日に公告していた。
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