日本の植民地からの解放記念日「光復節」(15日)に、韓国の公営放送局KBSがオペラ「蝶々夫人」を放送し、物議を醸している。「蝶々夫人」には日本の国歌「君が代」が流れるため、視聴者からの反発が高まっているのだ。
KBS1テレビは同日午前0時から「KBS中継席」で、大韓民国オペラフェスティバルの「蝶々夫人」を放送した。6月に芸術の殿堂で上演された舞台の録画放送だ。
この放送に対し、KBS視聴者請願掲示板には「光復節に着物を放送するなんて正気か」「受信料の返還を求める」「KBSの視聴を拒否する」「視聴者を軽んじている」「国民に対する謝罪が必要だ」など、批判のコメントが相次いで寄せられている。
この問題に対する請願も相次ぎ、「なぜ受信料を払って親日放送を見なければならないのか」「社長以下、役員および放送責任者の辞任を求める」などが提出され、すでに773人が同意している。
「蝶々夫人」は、米国が日本を強制的に開国させた1900年代の長崎を背景に、若い芸者の恋物語を描いている。米海軍将校と恋に落ちるが、最終的には捨てられ、自ら命を絶つ。二人の結婚式のシーンで「君が代」が流れ、登場人物は着物を着ている。
この問題が発覚した後、KBSは謝罪し、オペラ「蝶々夫人」の第2部の放送を中止した。
KBSは「視聴者の皆様にご心配と失望をおかけしたことをお詫び申し上げます」との声明を発表した。
(c)MONEYTODAY