韓国ロッテグループが食品分野の日韓協力を強化するなか、ロッテウェルフードが日本市場で人気の菓子「パイの実」の韓国市場での展開を検討していることが確認された。
ロッテウェルフードは17日、特許庁に「パイの実」製品に対する商標出願を終えた。
日本ロッテが1979年、日本で初めて発売したパイの実製品と同じネーミングだ。
パイの実は日本で40年以上愛されてきた「国民的菓子」だ。発売当時、製菓専門店でしか楽しめなかったパイを、より手軽に味わえるように企画された。
64重のパイの中にチョコレートを入れた一口サイズの製品だ。実を焼くとパンのような味がする熱帯植物「パンの木」(Bread fruit)をモチーフにした。「パンができそうな夢のような木」の意味でデザインし、「パイの実」が製品名になった。
サクサクしながらも甘い味で、日本に旅行に行った韓国人観光客がお土産として購入してくる製品でもある。一部のショッピングプラットフォームでは、海外配送を利用した直輸入商品を販売している。
インターネットコミュニティ、ブログなどでは「パイの実はいくら食べても飽きない」「お菓子の食感はフレンチパイのようだが、中にはチョコフィーリングが入っている。韓国でなぜ販売しないのかわからない」などの意見が書き込まれていた。
ただロッテウェルフードの関係者は「まだ決定されたものはない」としたうえ「商標権を先取りするレベルで、商標出願をしておいた」と話している。
(c)news1