2025 年 9月 3日 (水)
ホームライフスタイルアート日本のポップアート巨匠・村上隆さん…ソウル個展「日本画に“カワイイ”感性を融合」

日本のポップアート巨匠・村上隆さん…ソウル個展「日本画に“カワイイ”感性を融合」

9月1日、アモーレパシフィック本社での記者会見に登場した村上隆さん(c)news1

日本のポップアートを代表する作家、村上隆さんの最新個展が9月2日から10月11日までソウル市龍山区のアモーレパシフィック本社「APMAキャビネット」で開かれている。

同本社で記者会見を開いた村上さんは「私の作品に繰り返し登場する“花”は日本画からインスピレーションを得ている。そこにアニメ、漫画、オタク文化、“カワイイ”の感性を融合させてきた」と語った。

展示は代表的モチーフ「花」を中心に構成される。村上さんの象徴的アイコンである「笑う花」は1995年に初登場し、「スーパーフラット」美学を端的に示す存在だ。

出品作には、金箔を施した画面に満開の花を配した「Summer Vacation Flowers under the Golden Sky」(2025)、琳派の尾形光琳を再解釈した《Tachiaoi-zu》などがある。

村上隆さんの作品は、一見して明るく愛らしいイメージの背後に、資本主義社会や消費文化への鋭い風刺を宿す点に特徴がある。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular