
日本のポップアートを代表する作家、村上隆さんの最新個展が9月2日から10月11日までソウル市龍山区のアモーレパシフィック本社「APMAキャビネット」で開かれている。
同本社で記者会見を開いた村上さんは「私の作品に繰り返し登場する“花”は日本画からインスピレーションを得ている。そこにアニメ、漫画、オタク文化、“カワイイ”の感性を融合させてきた」と語った。
展示は代表的モチーフ「花」を中心に構成される。村上さんの象徴的アイコンである「笑う花」は1995年に初登場し、「スーパーフラット」美学を端的に示す存在だ。
出品作には、金箔を施した画面に満開の花を配した「Summer Vacation Flowers under the Golden Sky」(2025)、琳派の尾形光琳を再解釈した《Tachiaoi-zu》などがある。
村上隆さんの作品は、一見して明るく愛らしいイメージの背後に、資本主義社会や消費文化への鋭い風刺を宿す点に特徴がある。
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