
ロボットを個人の移動手段として活用するための研究が続けられており、着用したり乗ったりするなど、さまざまな方式が考案されている。
ウェアラブル(着用型)ロボットの韓国のスタートアップ「ウィロボティクス(WIRobotics)」は昨年、国内初の一般生活用ウェアラブルロボットを発売したのに続き、今月は商品性を向上させた新製品「WIM S(ウィムS)」を発表する。
ウィロボティクスの「ウィム(WIM)」は、歩行時に膝を持ち上げる動作をサポートする装置。単一モーターで左右対称の補助フレーム構造を最適化し、1.6kgという軽量化を実現した。30秒以内で簡単に着脱可能だ。
着用者はウィムのさまざまなモードを活用し、運動効果を最大化できる。補助モード、運動モード、登山モード(上り・下り)、低速歩行モードがあり、それぞれ3段階の強度調整が可能だ。
単に身体活動をサポートするだけでなく、専用のモバイルアプリと連動したAIおよびビッグデータに基づいて、利用者の歩行を分析し、個別に最適化された歩行ソリューションを提供する。
生活用ウェアラブルロボットの登場により、消費者の関心も集まっている。「ウィム歩行運動センター」には開設から1年で2500人が訪れた。
主な訪問者は、重度障害者や高齢者などの歩行困難者だったが、物流、宅配、清掃員などの専門作業者や、体力向上を目指す一般の人々も訪れている。体力向上を目的とする健常者からの関心も高い。
ウィロボティクスは今月16日に新製品「ウィムS」の発表会を開催する予定だが、新製品の詳細な仕様はまだ明らかにされていない。

一方、乗って移動するロボットも登場している。AIロボットモビリティ専門企業「ハイコア(Hycore)」は、最近開催された現代自動車グループの開発者カンファレンス「プレオス(Pleos)25」で、現代自動車グループと共同開発した「ナノモビリティ」を公開した。
ハイコアが披露したのは、スマートシティ環境での実運用を目的に、自動運転技術、管制システム、通信技術などを搭載したナノモビリティ。ハイコアと現代自動車ジェネシス・フューチャーデザインチームが2023年から協業してきた成果物だ。
ハイコアは2020年から現代自動車と技術協力を続けており、移動困難者のための次世代モビリティソリューションの開発を加速させている。
両社は、次世代モビリティの走行性能の高度化や安全性の強化を目指した技術共同開発をはじめ、自動運転技術、IoT基盤の管制システム、ユーザー中心のプラットフォーム開発など、協業の範囲を継続的に拡大してきた。
ハイコアは、独自技術をベースにAI自動運転パーソナルモビリティを発表し、新たな移動手段の方向性を提示している。2025年9月には、仁川国際空港第2ターミナルの拡張エリアにも製品を導入する。
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