韓国のムン・ジェイン(文在寅)政権の象徴となった「大統領府国民請願掲示板」が、新たな政権就任の有無にかかわらず、来月をもって運営を終了する可能性が指摘されている。
大統領府国民請願は2017年8月19日、ムン大統領就任100日を迎え、「国民が尋ねれば政府が答える」という原則に従って誕生した。
国民請願は、100人の事前同意の後、掲示板に公開して30日以内に20万人以上の同意を得られれば、大統領府や関係省庁が回答する方式で運営されてきた。
昨年8月19日には国民請願の導入4周年を迎え、ムン大統領が就任後初めて回答者になったりもした。この時、ムン大統領は「国民とのコミュニケーションということから、『国民請願』は韓国政府の象徴」と愛着を表現した。また「たとえ解決してあげられないとしても、国民がどこかに訴える場所がなければならない」と意義付けをした。
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